絶対乗りたいバイクがあって免許を取りましたか?それとも漠然とバイクに乗りたい!で免許を取りましたか?
前者の方は迷わずそのバイクの検討をしていきましょう。ただ若い時と体力が違いますので後悔をしないよう他の選択肢も検討してみてはいかがですか?
後者の方は楽しい楽しいバイク選びが待ってます。
わたしは30年ほど前に400ccのバイクからビッグバイクに乗りたくて漠然と限定解除(今でいう大型二輪免許)しました。そこからいろんなバイクに乗ってきた経験からお伝えします。
いろいろと書いてますが一目惚れするバイクが現れます!
結論から言うと誰が何を言おうとビビっとくるバイクが絶対現れます!
この記事ではおじさんのバイク選びで注意する点やバイク選びのタイプの絞り込みのお手伝いいたします。
合宿免許での取得もありかも!
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おじさんのバイク選びの注意点
筆者自身が50代なのでおじさんのバイク選びについてお伝えします。厳密に言うと家庭事情や体力により違うと思いますが経験で感じたことをお伝えします。
身体面
50代になると今まで経験をしたことのないような痛みが出てきます。特に肩や腰まわりには注意が必要です。
まずポジションの楽なタイプを選ぶことが大切です。無理をして乗っても途中でしんどくなってツーリングが楽しめなくなります。また翌日ひどいめに遭います。
また視力についてもかなり落ちています。明るいライトが搭載されているかは確実に確かめてください。暗くなると極端に視界が悪くなります。視線の高さも重要です。高くなる分視界も広くなります。動体視力も落ちていますのでくれぐれもスピードの出しすぎに注意してください。
時間面
おじさんであればまだ自由にできる時間は少ないと思います。時間をカネで買う訳ではありませんが遠出しようと思えば高速走行でワープすることも考える必要があります。
また翌日が仕事の場合は早めに帰宅して体調を整える必要もあります。
どうしても近場ツーリングに慣れてくると遠出したくなります。土日も自由にさせてくれて1泊させてくれる理解のあるご家族であれば一般道で遠出することも可能ですが・・・。
高速走行に向くタイプを選択する必要もあります。
金銭面
おじさんであればまだそれほど自由に使えるお金もないと思います。
まず車体価格。これは新車・中古車・状態によりピンキリです。それぞれの予算に合わせてとしか言えません。頑張って家族と交渉しましょう!
ツーリングに関することで注意することはまず燃費性能。乗り方によって大きく変わってくるものではありますがカタログデータをしっかり確認しましょう。またレギュラー仕様なのかハイオク仕様なのかも確認してください。ガソリン単価がかなり違いますので1回のツーリングでかかるコストが大きく変わります。
古いバイクは非常に燃費が悪いことが多いですので購入の際はバイク屋さんに確認してみましょう。
次にパーツ代。憧れの外国車はパーツ代もとびきりです。1回の立ちごけでかなりの出費になります。国産の汎用性のあるタイプがパーツ代としては安くなります。特にタイヤについては変わったサイズのタイヤだと選択の幅も狭くなりますし価格も高くなります。
家族面
これが一番大切です。しっかり話をして理解をしてもらいましょう。
その上でバイク選びとしては二人乗りできるタイプがおすすめです。たまに乗せてあげるとバイクに対する理解を得ることができます。
それではタイプ別に紹介をしていきます。
どんなタイプのバイクがあるの?8種類を紹介
大きく分けると
- ツアラー
- スーパースポーツ
- アメリカン
- ベーシック
- デュアルパーパス
- ビッグスクーター
- モタード
- オフロード
他にも分類するとたくさんカテゴライズできます。
ツアラー
大排気量エンジンで車体全体を覆うようなカウル(車のボディー状のもの)やスクリーン(車のフロントガラス状のもの)が装着されていて長距離・高速走行時にライダーの負担を軽減できるように設計されています。
車体の後部や側部にパニアケース(スーツケース状のもの)が装着できて大体の荷物はそこに収まるので泊まりのツーリングにも適しています。
車体も大きいですがバックギアも装備されたり車体の割りに取り回しは楽。タンデム走行にも向いています。
またオーディオやヒーター・クーラーも装備できたりいかに快適に長距離ツーリングができるかを考えて設計されたカテゴリーです。
こんな方におすすめ
- お金に余裕のある方
- ラグジュアリーさを求められる方
- タンデム走行をされる方(二人乗り)
- ラブラブ夫婦で旅をしたい方
- 高速移動される方
スーパースポーツ
レースからフィードバックされた技術を使い、走りに重きをおいたハイスペックなカテゴリー。各メーカーのフラッグシップ車が投入されており、最近では海外メーカーも多いです。SSと表記されることもあります。
以前レーサーレプリカと言われたカテゴリーになります。
このカテゴリーに乗るとおそらく自分の技術を勘違いすることになります。それぐらい最先端の技術を用いて非常にうまく走れたように感じます。スピードについても軽く一ひねりでウン百キロでます。
その分前傾姿勢でお腹の出っ張った中高年には厳しい体勢になります。またシートも薄く、長距離走行には向きません。
タンデムシートも小さく、荷物も積めない為二人乗りも厳しいです。
昔、峠を攻めていたような方は自分の技術が落ちていないと勘違いして攻めすぎてしまいますので要注意です。
こんな方におすすめ
- 走りを楽しみたい方
- あまり長距離ではなく近場を走りたい方
- 最高の技術を味わいたい方
アメリカン
ハーレーダビッドソンに乗りたくて免許を取った方も多いと思います。そのハーレーに代表されるカテゴリーがアメリカンです。
ホイルベースが長く、ポジションも非常に楽で長距離走行可能なツーリング向きなカテゴリーです。ただその走りについては面白みに欠け、少し攻めるとマフラーや車体が地面に接地して擦れます。
V型2気筒エンジン車が多く、独特なドコドコ感があってザ・バイクって感じです。
また愛好者の方も多いのでドレスアップ系のパーツやショップも多く、自分好みにカスタムが出来ます。
ソロで走っている方よりマスツーリング(集団でのツーリング)の方が多いと感じます。
こんな方におすすめ
- アメリカンが好きな方(当然ですが)。好き嫌いが分かれます。
- ちょい悪おやじに憧れている方
- 走りより雰囲気を楽しみたい方
- カスタムをして世界に一台のマイバイクでツーリングをしたい方
- ラブラブ夫婦でちょい悪風な旅をしたい方
ベーシック
カウルのないタイプからアッパーカウル(ライト周りのスクリーン部)のみを装着したもの、水冷エンジンから空冷エンジン、単気筒から4気筒までさまざまなタイプがあります。
街乗り仕様にしたりツーリング仕様にしたりノーマルで乗ったり一番汎用性があります。
ポジションも楽なものが多くアッパーカウルを装着したものもありますので高速走行も比較的楽です。
エンジン特性も扱いやすくマイルドなものが多いです。
こんな方におすすめ
- とりあえず街乗りからツーリングまで幅広く乗りたい方
- 乗りやすさ重視の方
- あんまり気合いを入れて乗るのではなく楽しんで乗りたい方
- 風を感じたい方
デュアルパーパス
オンロードからオフロードまで幅広く走破できるのがこのタイプ。荷物もパニアケースを装着すればかなり積載することも可能です。
ポジションも楽で二人乗りも容易です。
大排気量車も多く、スクリーンも装着しているタイプも多い為高速走行もそれほどスピードを出さなければ楽です。
一番ツーリングに向いているバイクだと思います。
こんな方におすすめ
- ツーリング重視の方
- キャンプツーリングもしたい方
- 遠出したい方
- 林道走行にも興味のある方
- ラブラブ夫婦で旅をしたい方
ビッグスクーター
画像はビッグスクーターではありません。参考まで。
とにかく楽です。ポジションも手軽さも格別です。シート下に大容量のラゲージスペースがあるものが多く、1泊は余裕です。温泉ツーリングも出来ます。
排気量も125ccから750ccまであり、高速走行もこなします。二人乗りも楽にできます。
スクーターの特性上加速感が弱く、排気量によりますが高速道路の追い越しに少し苦労します。
またバイクを操っている感が薄く、面白みに欠ける面はあります。股の間に何か挟まっていないと不安になります。
こんな方におすすめ
- とにかく楽がいい
- 街乗りもしたい
- ぷらっと出かける手軽さが欲しい
- ラブラブ夫婦で旅がしたい。
モタード
オフロードバイクをオンロード仕様にしたカテゴリー。デュアルパーパスカテゴリーに小径のオンロードタイヤを装着してサスペンションもオンロードセッティングにしたものが多いです。
デュアルパーパスカテゴリーを俊敏に走れるようにした感じです。
車体が軽く扱いやすいですが逆にシートが小さいので荷物の積載や二人乗りには向いていないです。
オフロードベースでありながら街乗りと特異なタイプで独特な雰囲気があります。
こんな方のおすすめ
- 取り回しが楽な方がよい方
- キビキビと俊敏に走ってみたい方
- あまり長距離走行をしない方
オフロード
オフロードを走ることに特化したカテゴリーです。悪路を走破するためのサスペンションやブロックパターンのタイヤを装着しています。
タンク容量も少なく、長距離を走ることにも向いていません。
ブロックパターンのタイヤは街乗りでは逆に滑りやすく街乗りにも向いていません。
こんな方におすすめ
- 近距離林道ツーリングメインの方
- オフロード走行で腕を磨きたい方
禁断のカテゴリー
上記にはカテゴリー分けしていませんが一番ハマってはいけないけどハマってしまうカテゴリーがあります。
それは旧車です。
そう若き日に憧れたバイクです。ビビっときてしまいますよね。
まず古いバイクなのでメンテナンスにお金がかかりますしトラブルも多い為自分でもある程度整備するテクニックがないと旅先で苦労します。また最新のバイクに比べて性能も段違いに低いです。
でもザ・バイクです。これぞバイクです。ツーリングに向いていないとか関係ありません。
そんな私もハマってしまいました。
GPZ900Rというバイクで30年以上前のバイクです。フルレストアでピカピカですが至る所に古さがあります。でも好きなんです。
おじさんの【バイク】の選び方!まとめ
ざっくりとしたカテゴリーについてご紹介してきましたが参考になりましたでしょうか?
手軽にビッグスクーター、キャンプツーリングを含めて積極的にツーリングをしたい方はデュアルパーパスモデル、両方を兼ね備えたベーシックモデルがおすすめです。
ある程度の方向性を決めてバイク屋さんに行ってみましょう!それでも絞り切れない時はレンタルバイクで実際に乗ってみましょう。
よくバイクを擬人化しますが本当にそうです。感情があります。相棒です。
乗ってあげなかったり、かまってあげないとスネます。
バイクを選んで乗り倒しましょう!
良きバイクライフを!