こんにちは。マンション暮らしでバイクカバー歴20年以上のきっちゃんです。
マンションやアパート暮らしの必需品、バイクカバー。
大切な愛車を雨ざらしにしたくないですよね。
でも値段も種類もピンキリでいろいろで悩みますよね。
そこでこの記事では、
- バイクカバーを買う時に検討すべき項目11点
- 用途別にどんなバイクカバーを選べばいいのか
- 1万円前後のバイクカバー3選
- レインプロテクトレビュー
についてご紹介をしていきます。
中でもおすすめは、完璧な防水性と耐久性、裏面加工の防キズ性、重量3㎏でまったくバタつかない防風性、そして値段はお手頃価格の1万円割れの「ユニカー レインプロテクト」。
実際に8年使用していますよ。
詳しいレビューはこちら。
今回の記事を参考に、バイクカバー購入の検討をしていただければうれしいです。
屋根付き駐輪場でバイクカバー保管8年の現状
マンションやアパートによくあるタイプの屋根付き駐輪場でバイクカバー保管をして8年の愛車です。
バイクに乗るのは1カ月に1回程度。
走行距離は少ないですが、錆なども出ず、きれいな状態を維持出来ていませんか?
屋根と言っても簡易的なものなのでバイクカバーの効果は絶大です。
でも大前提は洗車でバイクをきれいに保ちましょうね。
洗車については詳しくはこちら。
>>>バイクの洗車は水拭きでOK!きれいに保つことでメリットたくさん!
バイクカバーを買う時に検討すべき項目11点
防水性・撥水性
屋外の保管では一番必要になる性能です。
カバー表面の素材や縫い目の処理方法等により性能が変わってきます。素材であればPVC(ポリ塩化ビニル)・PEVA(エチレン酢酸ビニル)・ポリエチレンフィルムコーティング等があります。
縫い目については雨水が浸入しやすい上部に縫い目を作らない裁断・目止め加工・高周波溶着等があります。
防犯性
盗難防止に太いチェーンロックをつけたりすること多いと思います。(納車待ちの方は頑丈なチェーンロックの購入も忘れずに!)
カバーにそのチェーンロックを通す穴があるかで防犯性が変わってきます。
またカバー素材が薄く、すぐにめくれ上がるようなものであればいたずらをされたりキズをつけられたりする可能性も高まります。
防風性
風を受けてカバーが飛んでしまったり、バタバタすることでバイクに擦りキズがついたり、バタバタとうるさく近所迷惑になったりしてしまいます。
またひどい場合は風を受けてバイクが倒れてしまったりする可能性もあります。
バタつかないようなバンドや相応の生地のしっかりさが必要になります。
防炎性
いたずらでカバーに火をつけられたりすることがあるようです。
ただ長くバイクに乗っていますがそんな話をあまり聞いたことがありません。
防溶性
ツーリングから帰ってきてマフラーもエンジンも熱いままでカバーをかけた場合防溶性のないカバーだと溶けてしまいます。
マフラーが熱いイメージがあると思いますがマフラーは比較的早く冷えていきます。エンジンは熱いオイルがあることもあり冷えにくいです。
マフラーあたりだけに防溶性のある素材を使用しているカバーもありますので注意してください。
透湿性
雨が降った後に地面から蒸発した水分がカバー内部にたまり、錆ついたり電気系のトラブルになることがあります。
カバー自体の素材に透湿性を持たせたり、カバー上部にベンチレーションの為の穴や隙間を開けたりして透湿性を持たせることが多いです。
ただレインコートで感じることですが透湿性を上げると防水性が下がります。
防キズ性
風が吹いたりすることでカバーに接触している部分が擦れ、細かいキズがつくことがあります。
カバー内部にポリエステル不織布素材や起毛処理をすることで出来る限りキズがつきにくくしています。
着脱のしやすさ
毎日通勤にバイクを使用する場合は着脱のしやすさも必要です。重く、しっかりした素材だと着脱に時間がかかります。
保管
外した後に保管する際にあまり重く、しっかりした素材だとゴワゴワしてたたみにくくなります。
収納袋が付属している商品もありますが一度使用すると袋に収めるのも一苦労です。
耐久性
いくら性能が良くても耐久性がなければ金銭的に難しくなります。
ただ保管状況により大きな差が出ます。紫外線は雨より難敵です。こればかりは使用環境により大きな変動があります。
価格
安いものはいくらでもあります。
全てを網羅するとなるとかなり高価格になりますし高価格だから100%かと言えばそうではないと思います。
価格的には1万円前後でも品質的に問題ないレベルのものが購入できます。
バイクの用途別カバーの選び方
バイクの使用用途や保管場所等によってバイクカバーの選び方が変わってきます。
ある程度の基本性能を備えた上で何を重要視するかを検討する必要があります。
ここでは大まかな2パターンの選び方について記載します。
通勤でバイクの乗る方(頻繁にバイクに乗る方)
毎日の通勤でバイクに乗る場合に特に求められるもの
- 防溶性
- 透湿性
- 着脱のしやすさ
- 保管のしやすさ
基本性能はもちろんですが着脱のしやすさが必要になります。また帰宅してすぐにカバーをかけることになると思いますので防溶性も必要になってきます。
通勤であれば雨の日に乗ることも想定して透湿性も必要ですね。
屋根のない完全な屋外であれば防水性が重要になってきます。
ただ防水性と着脱のしやすさは両立しづらいのでどちらを取るかになります。
趣味としてバイクの乗る方(長期保管をされる方)
趣味としてバイクに乗る方に特に求められるもの
- 防水性
- 透湿性
- 防風性
- 防キズ性
基本性能はもちろん、長期間カバーをかけたまま保管をすることになりますので防水性・透湿性・防風性・防キズ性が重要になってきます。
逆に着脱のしやすさ・保管については考慮する必要はありませんね。
長期保管をする方におすすめの1万円前後のバイクカバー3選
商品画像 | 画像引用元: ユニカー工業HP | 画像引用元: ユニカー工業HP | 画像引用元: レイト商会HP |
品名 | レインプロテクト | スーパーユニテックス | レインブロック |
メーカー名 | ユニカー工業 | ユニカー工業 | レイト商会 |
価格(Amazon サイズ3L) | 9000円前後 | 約12000前後円 | 10000円前後 |
表面素材 | PVC(ポリ塩化ビニル) | ポリエステル不織布 ポリプロピレン不織布 ポリエチレンフィルム | PEVA(ポリエチレン酢酸ビニル) |
裏面素材 | ポリエステル不織布 | ポリプロピレン不織布 | 不織布+起毛加工 |
防水性 | PVC(ポリ塩化ビニル) 縫い目の目止め加工 | ポリエステル不織布 ポリプロピレン不織布 ポリエチレンフィルム | PEVA(ポリエチレン酢酸ビニル) 高周波溶着 |
防犯性 | 前後にロック穴(前後色分け) | 前後にロック穴(前後色分け) | 前後にロック穴(前後色分け) |
防風性 | センター下部にベルト 両側から調整可能 重量3.5kg | センター下部にベルト | センターベルト(上部回し) 後部ドローコード |
防溶性 | なし | マフラー部分のみ 表面素材はなし | なし |
防炎性 | なし | なし | なし |
透湿性 | なし | 透湿性のある4層構造生地 | 左右ミラー部・後部にベンチレーション |
防キズ性 | ポリエステル不織布 | ポリプロピレン不織布 | 不織布+起毛加工 |
耐久性 | PVCに耐久性がある | 不織布の耐久性に疑問 | PEVAと裏面の起毛加工の耐久性に疑問 |
重量(Amazon引用) | 3kg | 1.84kg | 1.57kg |
HP URL | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
安価のものもいろいろありますが5000円以下のものに関しては素材もチープで防水性や耐久性に難があるものが多いです。(もちろんしっかりしたものも存在すると思います)
防水性・防風性・耐久性の【レインプロテクト】
透湿性の【スーパーユニテックス】
オールマイティーな【レインブロック】
レインブロックとレインプロテクトで悩んだ末、透湿性を捨て防水性・防風性・耐久性を取り【レインプロテクト】を購入しました。
レインプロテクト(ユニカー工業)
商品名 | レインプロテクト |
メーカー名 | ユニカー工業 |
価格 | 9000円前後 (Amazon サイズ3L) |
表面素材 | PVC(ポリ塩化ビニル) |
裏面素材 | ポリエステル不織布 |
大きな特徴として表面素材にPVC(ポリ塩化ビニル)を使用し縫い目の目止め加工も施した防水性の高さと裏面素材にポリエステル100%不織布を使用した防キズ性の高さです。
またPVCは耐久性の高さも備えています。
また重量についても3kgと非常に重く、防風性についても非常に高いのが特徴です。
逆に透湿性についてはベンチレーションもなく全くありません。
防水性・防キズ性・防風性・耐久性が高いことから完全な屋外保管や遮蔽物のないような場所に駐車をされている方におすすめです。
スーパーユニテックス(ユニカー工業)
商品名 | スーパーユニテックス |
メーカー名 | ユニカー工業 |
価格 | 12,000円前後(Amazon サイズ3L) |
表面素材 | ポリエステル不織布・ポリプロピレン不織布・ポリエチレンフィルム |
裏面素材 | ポリエステル不織布 |
大きな特徴は透湿性が高いこと。4層構造になっており透湿性・防水性・紫外線カットを実現させていること。
またマフラー部分のみ防溶性のある生地を使っていることも特徴。ただ表面は熱に弱い為カバーをかける時には注意が必要です。
少し価格が高いことが難点です。
透湿性・防キズ性の高さから簡易的な屋根のあるような場所に駐車をされている方におすすめです。
レインブロック(レイト商会)
商品名 | レインブロック |
メーカー名 | レイト商会 |
価格 | 10,000円(Amazon サイズ3L) |
表面素材 | PEVA(ポリエチレン酢酸ビニル) |
裏面素材 | 不織布+起毛加工 |
大きな特徴はオールマイティーな性能を備えていること。
表面素材はPEVA(ポリエチレン酢酸ビニル)を使用し縫い目については高周波溶着で防水性を高め、裏面素材は不織布素材を起毛加工しています。
また左右ミラー部と後部のベンチレーションで透湿性を上げています。
もう一つ他にない特徴として車体後部下にドローコードを備え、防風性も上げています。
防水性・防風性・透湿性・防キズ性と平均的な性能があることからまだ駐車環境がはっきりせずまだ迷っている方におすすめです。
レインプロテクトレビュー
ちょっとハリーポッター風なロゴが特徴です。同じPVC素材の収納袋が付属しています。
比較的ホイルベースの長いGPZ900Rに使用してみました。
サイズ表通り3Lサイズでぴったりです。
素材は塩ビパイプのような少し硬質でツルツルしていて「雨を完全シャットアウト」は納得です。
下部の画像です。
接地するかしないかギリギリのところです。センター部分はバンドで固定しますので接地しません。
サイズも性能も満足です。雨上がりは出来るだけカバーを外して乾燥させるようにします。
追記
バイクカバーは外す時は後部から、かける時は前部からかけてくださいね。カバーの下部についた砂や小石でフロントカウルやミラーにキズがつきますので注意してください。
【バイクカバーおすすめ3選!】まとめ
屋外保管には必須のバイクカバーについてまとめてみました。
ご紹介した以外にも安価なものや高価なものがたくさんあります。バイク用品店のPB商品も販売されています。購入の参考になればうれしいです。
大切にしたい気持ちは皆さん一緒だと思います。
一度汚れたりキズついたり雨ざらしにすると「もういいや!」ってテンションになります。
いつまでも一緒に走っていきたいですよね。ようやく手に入れた相棒、大切にしていきましょう!
良きバイクライフを!